秋分_令和2年9月22日から10月7日まで
秋分_秋分は秋の彼岸の中日になります。〝暑さ寒さも彼岸まで〟その言葉通りにこの2・3日で朝夕涼しくなりました。
お彼岸には故人を忍び先祖の供養をして感謝をします。
また目に見えないものに思いを向ける日とも云われます。
先祖代々の墓は遠く古里にあり、墓参りもままならない方も多いのではないでしょうか。
特に本年は、自宅で御萩を供えて彼岸花を飾る方がよろしいようです。
世の中がどうであろうと、今年も彼岸花・曼珠沙華の花は真っ赤に色づいています。
秋茄子
「秋茄子は嫁に食わすな」と云われますが、一説には茄子は体を冷やし、また下痢をしやすくなり、子宮を痛めるので、嫁の体を案じてできた諺であるとするものもあります。
しかし、川柳では
「秋茄子は 姑の留守に ばかり食い」
「秋茄子(あきなすび) 里で姑に 食ってみせ」
など、多くは旨いものを嫁に食わすなという〝嫁いびり〟として歌われています。
どちらにせよ、充分に夏の陽を浴びて育った秋茄子が美味いということでしょう。
この時期の茄子は、皮が柔らかく、味もよく、栄養価も高くなる、また多く出回るので価格も安くなります。
美味くて安くて美味しい、これを〝旬〟と呼びます。
これからの季節、魚も「寒ブリ、寒ボラ、寒ガレイ」が旬となります。
家庭料理が一段と楽しくなる時期です。
今回の特集は、フランス料理特集「海老を食すⅡ」、中国料理特集「海老を食すⅢ」、シェフの知恵が「にら」「ブロッコリー」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹