白露_令和6年9月7日から令和6年9月22日まで
赤トンボ
この時期に日本中の野原に群れなして飛んでいたのが〝赤とんぼ〟です。
——夕焼小焼のあかとんぼ、負われて見たのは、いつの日か。
山の畑の桑の実を、小籠につんだは、まぼろしか。
十五で姐やは嫁にゆき、お里のたよりも、たえはてた。
夕やけ小やけの赤とんぼ。とまっているよ、竿の先。
童謡「赤とんぼ」は、1921(大正10)年三木露風の作詞によるもので、幼い三木露風が子守の姐やに負われて見た赤とんぼの姿を、郷愁とともに詩にしました。
たった百年と少し前まで、貧しい家の子は早くから奉公に出て女中や子守として働き、十五、六で嫁に貰われ子をもうけていました。
現代とは隔世の感がありますが、昔の方が自然だったのか、今が正しいのかは誰にもわかりません。
料理もこの頃とは随分変わったものとなりました。
人の体にとってどちらが良いのか、これも難しいところです。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

