1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

啓蟄

啓蟄_令和6年3月5日から令和6年3月19日まで

曲水の宴

三月三日は「桃の節句/雛祭り」でした。
桃の節句は、日本に古くからあった人形(ヒトガタ)の形代(かたしろ)に穢(けが)れを移して川などに流して禊(みそぎ)をする習わしと、中国から渡来した「上巳の節句」が長い時を経て融合したものです。
「上巳の節句」は、三月の最初の巳の日に行なわれたため〝上巳〟という名になり。やはり禊を行なう日でした。
中国に倣い日本でも宮中で「曲水(ごくすい)の宴」が催されました。
現在は「太宰府天満宮/福岡・三月」や岩手平泉の「毛越寺(もうつうじ)/岩手平泉・五月」で行なわれるものが有名です。

「曲水の宴」は、庭園の遣水(やりみず)に盃を浮かべ、流れに合わせて和歌を詠む平安時代の優雅な歌遊びです。参宴の歌人のうち男性は衣冠(いかん)、狩衣(かりぎぬ)、女性は袿(うちぎ)、十二単等という装束をまとい、水辺に座ります。開宴の言葉、歌題披露に続いて、催馬楽(さいばら)に合わせて若女(じゃくじょ)の舞が奉納されます。やがて盃を乗せた羽觴(うしょう)が遣水に流されると、歌人たちが歌題にしたがって和歌を詠み短冊にしたためて、流れてくる盃を傾けます。結びに講師(こうじ)が歌をよみあげ、終宴となります。〈毛越寺HPより

今回の特集は、中華料理特集「春中華」とシェフの知恵は「桃始笑 独活編」です。

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹