穀雨_令和6年4月19日から令和6年5月4日まで
八十八夜の忘れ霜
立春の日から夜を数えること「八十八夜」今年は五月一日となります。
天候が安定する八十八夜は、農作業の目安とされていて種籾を撒いたり、茶摘みに最適な時期です。
しかし、時たま五月の初めにグッと冷え込む夜があり、こんな夜に霜が降りると農作物に影響があるため油断せぬようにと「八十八夜の忘れ霜」という言葉があります。
日本の緑茶はこの時期からが茶摘みに最適ですが、中国茶では、穀雨の前に積んだ茶葉を「雨前茶」、清明の前に積んだものを「明前茶」といいこれは〝一番茶〟のようなものでほのかな香りと甘みがあるとされています。
さらに春分の前に積んだものが「分前茶」と呼ばれ最上級の茶葉とされますが、天候の悪い年には収穫されないようです。
今回の特集は、アンチョビ料理特集「アンチョビを効かせて」とシェフの知恵は「霜止出苗 アンチョビ編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹