大暑_令和6年7月21日から令和6年8月6日まで
山背(やませ)
夏の風は南風ばかりとは限らず、東北風の冷たい風が吹くことがあります。これが「山背」です。別名〝凶作風〟〝餓死風〟ともいい、何日も吹き続くのを「七日山背」と呼びます。
この山背が引き起こす冷害を、東北地方の農民は最も恐れました。
もともと稲というのは、南方の水生植物であるため、梅雨時の豊富な水と、そのあとの暑い日照りがあって初めて育ちます。
梅雨の後に七日山背が吹いて、充分な陽光が降り注がれなかった稲はなかなか実をつけません。
江戸時代の凶作の記録に、「天明の大飢饉(1782〜87年)」では全国で百万人以上が餓死したとあります。
梅雨の驟雨も夏の日照りも、自然界の事象には無駄なものはありません。
今日も、お天道様と雨の恵みである「ご飯」に手を合わせいただきます。
今回の特集は、日本料理特集「和は大葉」とシェフの知恵は「桐始花開 ディル編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

