白露_令和7年9月7日から令和7年9月22日まで
恋教え鳥
白露の次候は〝鶺鴒鳴(せきれいなく)〟です。
鶺鴒はその尾を上下に振り振り地面を叩きながら歩きますので、別名を〝石たたき〟古名を〝俄尻振り(にわくなぶり)〟と呼ばれます。
また、英語でもWagtail(尻尾を振る)と、日本と全く同じ意味の名前で呼ばれます。
『記紀』には鳥の話がたくさん登場しますが、その中でも鶺鴒は重要な役割を演じています。
日本はイザナミとイザナギの夫婦の交わり、和合・契りによって国造が行われましたが、その際、二神は鶺鴒の尾の振り方を見て男女の交わりの方法を知ったと『日本書紀』にあります。
この話から、鶺鴒は〝恋教え鳥〟とも呼ばれます。
太田蜀山人が「ちはやぶる神もご存知ない道を いつのまにかはよく教え鳥」という狂歌で鶺鴒と国造の神話を詠んでいるように、鶺鴒こそは日本国の起源をもたらした、ありがたい鳥なのです。
今回の特集は、縮緬雑魚料理特集「縮緬雑魚が肝」とシェフの知恵は「鶺鴒鳴 縮緬雑魚編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

