1. ジョンキョンファ人参を使って

  2. アンチョビを効かせて

  3. クレソンを添えて

  4. フレンチで春野菜

  5. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  6. 春中華

  7. 白菜使い

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 古賀純二のソース

  10. 雑煮 三題

  11. 江戸のおせち壱山﨑美香

  12. 江戸のおせち弐山﨑美香

  1. 蚯蚓出る 切り干し大根編

  2. 霜止出苗 アンチョビ編

  3. 鴻雁北 蕨編

  4. 雀始巣 浅葱編

  5. 土脈潤起 鱵編

  6. 桃始笑 独活編

  7. 東風凍解 小松菜編

  8. 款冬華 カリフラワー編

  9. 芹乃栄 白子編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 鱖魚群 青梗菜編

  12. 金盞香 水菜編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

処暑

処暑_令和4年8月23日から令和4年9月8日まで

生姜節句

処暑_秋の気配が其処此処に漂い始めますが、暑さもまた横たわって(処)います。

旧暦の八朔(八月一日)は、新暦だと今年は8月27日になります。
江戸時代に八朔は「生姜節句」とされ、各地の神社で〝生姜祭り〟として生姜を販売する市が立ちました。

江戸府内では、芝の大神宮の祭礼の「生姜祭」が、浮世絵に描かれるほど人気の祭りでした。
約一千年前に大神宮が芝に鎮座した当時、まわりは生姜畑で、生姜は食べれば風邪をひかない縁起物ということで、大神宮の祭礼で神前に供えられ、参拝者に配られました。
また祭礼の期間、境内や参道で盛んに生姜が売られました。境内には生姜塚もあります。

現在、芝大神宮の「生姜祭り」は、月替わりの9月11日と定められ、祭礼が9月11日から21日と長い期間行なわれるので、〝だらだら(太良太良)祭り〟とも呼ばれます。

また、庶民の間には、その年に嫁に行った娘が八朔の日に嫁ぎ先から〝生姜〟や〝赤飯〟持ち帰って里帰りする風習があり、この時、嫁は実家から新しい〝箕(み)/穀物の殻やごみを振るって取り除く農具〟を持ち帰ります。
これも「生姜節句」と呼ばれました。
この生姜と箕のやりとりは「〝しょうがない〟嫁だが、〝み〟なおしてくれ」という事になるそうで、なんとも、ほのぼのとした〝節句〟です。

今回の特集は、中華料理特集「田村亮介 夏の一皿」とシェフの知恵は「寒蟬鳴 おくら編」です。

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹