立春_令和6年2月4日から令和6年2月18日まで
初午
今年の〈初午〉は2月12日になります。
初午は、立春を迎えてから初めての午の日に、豊作と商売繁盛を祈って稲荷詣をするという年中行事のひとつです。
稲荷神社は、京都伏見の伏見稲荷大社を総本社とし、全国に約4万社ありますので全国津々浦々で稲荷詣が行なわれます。
初午の由来は、その昔、和銅4年(711年)の2月の最初の午の日に、穀物の神様が稲荷山(伊奈利山)に降りたという故事から、稲荷神を祭る祭事が行われるようになったとされます。
旧暦2月の初午の日は今の3月にあたり、ちょうど田んぼや畑の準備を始める時期だったため、豊作を願って稲荷神社に参拝する習慣ができました。
ちなみに、稲荷の名は稲作の「稲生り」から来たとも言われています。
伏見稲荷の初午詣は、福詣とも呼ばれ、京洛初春第一の祭事とされています。
また社頭で参拝者に授与されている「しるしの杉」は商売繁昌・家内安全の御符(しるし)として、古くから拝受する風習が盛んです。
「伏見稲荷HPより」
ちなみに〈午〉の読みが〈ご〉と、数字の〈五〉と同じため、月の初め〈端〉の5日を〈端午〉と呼んでいましたが、いつしか〈五〉が重なりめでたいと5月5日のみが〈端午〉とされ「端午の節句」となったようです。
長い年月の中で、言葉も移ろうということでしょう。
今回の特集は、白菜料理特集「白菜使い」とシェフの知恵は「東風凍解 小松菜編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹