大暑_令和7年7月22日から令和7年8月6日まで
古代蓮
蓮は植物のなかでも、もっとも古いもののひとつです。およそ1億4000万年前に、すでに地球上に存在していたといわれています。
「蓮は泥より出でて、泥に染まらず」と云う言葉があるように、蓮の花はその清廉な姿が古くから日本人の心を捉えてきました。
芭蕉も「蓮池や 折らでそのまま 玉祭り」と、〝盂蘭盆の玉祭りの捧げ物には蓮だが、今、池に浮かぶ清らかな蓮の姿を見ると、折らずにそのままにしておこう〟と詠んでいます。
泥の底の地下茎から茎を伸ばして、水面に葉を浮かせて花を咲かせます。
茎は蓮根(れんこん)として、実も食用として食べられます。
また、蓮の実の皮はとても厚く、土の中で長い年月発芽の力を保ちます。
1951年に千葉の落合遺跡で発見された二千年前の弥生時代の蓮の実は、見事花を咲かせました。
今回の特集は、韓国料理特集「韓国の唐辛子使いの調味料」とシェフの知恵は「鷹乃学習 サンチュ編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

