大雪_令和7年12月7日から令和7年12月21日まで
雪姫
先の〝小雪〟の時候では、新潟に伝わるほのぼのとした「雪童子(わらし)」という話を紹介しましたが、雪国にはやはり怖ろしい「雪女」伝説が多いようです。
「雪女」の名は地方により雪女郎・雪姫・雪婆(ゆきんば)など多数がありますが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が『怪談』に書いた「雪おんな」と同類の怖い話が富山や長野に伝わります。
—親子の猟師が吹雪を山小屋で避けていた時、雪女が現れ父親は雪女によって殺されます。
息子に雪女は「このことは誰にも話すな。話せば殺す」と言い残して消えます。
息子の猟師はこのことを決して誰にも話しませんでした。やがて息子の猟師は嫁を娶り、子供を授かって幸せに暮らしていましたが、ある吹雪の夜、うっかり妻に雪女のことを話してしまいます。
妻は雪女に変身して夫を殺そうとしますが、子供がいたため思いとどまり吹雪の中に消えていく-というものです。
このように、雪女の言い伝えには、子供が関わるものが多いようですが、日本にはなぜか雪男伝説はなく、日本人は雪といえば女性を連想するようです。
今回の特集は、日本料理特集「和食の米酢」とシェフの知恵は「閉塞冬成 菊芋編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

