白露_令和2年9月7日から9月21日まで
白露_大気が冷えてきて、朝などに草木に白つゆが結ぶ頃という時候ですが、実際にはまだまだ〝秋の走り〟というところでしょうか。
幼い頃は、秋が深まるにつれて赤トンボが飛んでいましたが、ここ最近都心で見ることがありません。
むかし日本は秋津洲(トンボの飛び交う国)を呼ばれていました。
また、トンボは前に前にと進み後退をしないので戦国の武将にも好まれ、武具や衣の柄に描かれました。
白露の時候に赤トンボを見るという「紅白」のまことにめでたい景色は遠くになりにけり。
秋の七草
「萩・すすき・葛・なでしこ・おみなえし・藤袴」と秋の花は七草です。
春の七草は食して体の中に入れますが、秋の七草は愛でるものです。
また、この七草が一度に咲くわけではないので、秋が深まるにつれて、順に開花するのを楽しむものです。
七草は大輪の花を咲かせるのではない野の花然とした、慎ましげで素朴な野趣な佇まいが良いところです。
中でも赤や白の小さな花を茎に散らして咲く「萩」は、その字の作りが〝草かんむりに秋〟であるほど、秋の花として馴染みがあり『万葉集』で最も歌われる花です。
俳句にも芭蕉の次の句があります。
白露も こぼさぬ萩の うねりかな_松尾芭蕉
今回の特集は、カツ料理特集「カツが食べたい」、鈴木珠美シェフのベトナム料理特集「海老を食す」、シェフの知恵が「クレソン」「牛蒡」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

