小雪_令和5年11月22日から令和5年12月6日まで
収穫を感謝する
11月23日は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」国民の祝日・勤労感謝の日です。
これまでも何度か記してきましたが、もともと穀物の収穫を祝う〈新嘗祭(にいなめさい)〉の祭日でした。
収穫に感謝する儀礼には、〈十日夜(とうかんや)〉〈霜月祭〉〈亥の子祭〉〈十六団子の日〉などの田の神を山にお見送りするものや、〈あえのこと〉のように田の神を我が家に招き、翌年の春まで過ごしていただいてから、また田に送り出すというものもあります。
手ぶくろの日
11月23日はまた〈手ぶくろの日〉でもあります。これは業界が定めたもので、特にこの日に特別な由来があるわけではなく、寒さが増すこの季節に勤労する人々の手を手ぶくろで守りましょう、ということで勤労感謝の日に設定したようです。
—母さんが夜なべをして 手ぶくろあんでくれた
木枯らし吹いちゃ 冷たかろうて せっせとあんだだよ
ふるさとの 便りはとどく いろりのにおいがした
手ぶくろといえば、この『母さんの歌』がすぐに思い浮かびますが、窪田聡が作詞・作曲したこの曲を発表したのが67年前の1956(昭和31)年、遥か昔の情景のように感じられるのは私だけでしょうか。
今回の特集は、フランス料理特集「髙橋雄二郎のソース」とシェフの知恵は「金盞香水菜篇」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹