芒種_令和3年6月5日から6月20日まで
早乙女
芒種_芒(のぎ)とは、稲や麦などの穂の先にある細く尖った毛・棘のことを呼びます。
梅雨の時期となるこの時期は、農家にとっては作物の種を撒く大切な時期です。
特に稲作では田植えの時期となります。
本来〝菖蒲の節句〟も旧暦ではこの時期に当たりました。
この節句の〝菖蒲〟という名の由来は、田植えと〝早乙女〟にあります。
田植えで苗を植える娘を昔は〝早乙女〟と呼びました。
〝早乙女〟は、田植えの前の晩に〝菖蒲〟の葉を葺いだ小屋に篭り、身を清めてから翌日の田植えに臨みました。
このことから〝菖蒲〟の節句となったものです。
それだけ、稲作にとって田植えは神聖かつ重要なものでした。
改めて食卓の茶碗にあるご飯にありがたみを感じます。
今回の特集は、フランス料理特集「フルーツデザート フレンチ編」とデザート特集「デザート彩彩」のの2本立と、シェフの知恵「 麦秋至 アボカド編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹