処暑_令和元年8月23日から9月7日まで
処暑は旧暦では7月ですが、新暦では8月23日前後となります。処暑の「処」という字は人が几(脇息)に寄りかかって休んでいる様を表し、暑さがひと段落して落ち着いている時候を表現しています。
風鎮めの祭り
九月の声が聞こえてくる時候です。
九月一日頃は立春から数えて二百十日目に当たり、この時期は台風の到来の季節とあって農家では厄日とされています。
農家が特に嫌うのは台風でも風の吹き荒れる風台風です。
この時期に咲く稲の花が風で実を結ばなくなるからです。
この二百十日の「風の厄日」には風神鎮魂を願う祭りが各地で催されます。
「風鎮めの祭り」として全国的に有名なものとして、富山「おわら風の盆」などがあります。
豊穣のめぐみ
秋は農作物の収穫の時期ですし、果物が豊富に出回る時期でもあります。
果物の糖分は、無理なく健康的に体に吸収されますので、夏場の暑気に疲れた体には効きます。
桃、葡萄、無花果、梨、栗この時期に楽しみな果物です。
桃
ル・スプートニク 髙橋雄二郎シェフ「桃のコンポート 大葉のグラニテ」
無花果
ヒカリヤ 髙橋有希料理長「無花果白和え」
銀座あさみ 浅見健二料理長「無花果の冷やしふろふき」
お楽しみください。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹