1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

穀雨

穀雨_令和3年4月20日から5月4日まで

春暁

穀雨—穀物には恵みの雨が降る時候です。

「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
〝春の暖かい陽気の朝は気持ちよくてつい寝坊してしまう〟という風に理解されていますが、しかし本来の意味は少し違っているようです。
唐の孟浩然(もうこうねん)の「春暁」という五言絶句に由来するこの言葉は〝春の朝が明けたことに気付くことなく眠ってしまっていて、暁を楽しむことができなかった〟と詠っています。
我が国の清少納言の「枕草子」の冒頭に「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」とありますように、〝春は明け方の、だんだんと白くなっていく山際が少し明るくなり、紫がかった雲が細くたなびくさまが良い〟のを愛で楽しむもので、「春眠暁を覚えず」は、この楽しみを逃してしまい惜しいことをした、ということになりましょうか。

近頃、朝日が差すのは早いのですが、寒の戻りが厳しくて清々しい朝とはいかず、寝床から出るのがまだまだ辛いときです。

今回の特集は、フランス料理特集「フレンチ王道の魚料理」と中華料理特集「中華点心の2本立と、シェフの知恵「 虹始見 鯛編」です

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹