1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

夏至

夏至_令和4年6月21日から令和4年7月6日まで

虫送り

夏至_暦の上では盛夏となりましたが、近年にしては凌ぎやすい日々が続いています。

江戸時代から続くこの時期の農村の伝統行事に〈虫送り〉があります。

田んぼの害虫を退治し、豊作を祈願するもので、日本全国各地で行なわれていました。
むかしは、農薬等もなく害虫になすすべなかったことから、地域の子供たちが集まってお寺からお札をもらい、松明と太鼓、鐘などを手に持って田んぼの中を練り歩き、火と音で害虫を追い払っていました。
虫送りが行われる時期は地方によってまちまちですが、概ね夏至の前後の6月中旬から7月中旬にかけて行なわれていました。

現在は、夏の風物詩、祭り、観光行事として、三重県の丸山地区、福島県の三島町、石川県の白山市、香川県の小豆島などの地域で「虫送り」が行なわれています。

例えば、小豆島の虫送りは、夏至から11日目にあたる、半夏生(はんげしょう)の頃に行われます。
参加者は、火手(ほて)と呼ばれる竹の松明を田んぼにかざして、「とーもせ、灯せ」と声にしながら〈中山千枚田〉と呼ばれる棚田の畦道を下ります。
暗くなった棚田の畦道を、ゆっくりとたくさんの松明の灯が下って行く様は、幻想的な美しさです。

今回の特集は、日本料理特集「夏に食べたい日本料理② 髙橋有希」とシェフの知恵は「腐草蛍為/鰹節編」です。

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹