立春_令和4年2月4日から令和4年2月18日まで
晦日正月
立春—〈春隣〉から暦は春に変わりました。
旧暦では、立春のこの日が元日となり節分が大晦日とされます。
大晦日という節目の夜には、新旧の年の神が入れ替わりますが、その隙間を狙って邪悪な鬼が入り込もうとします。
その鬼に、〈魔滅〉の音に通じる豆を投げつけて入り込まないようにし、福を呼び込もうとするのが、「節分」の豆まきです。
また一月三十一日は、晦日正月(みそかしょうがつ)、晦日宵(みそかよい)、晦日節(みそかぜち)などと呼ばれ、松の内に挨拶に伺えなかった家に正月最後の挨拶に伺ったり、年越しそばを食べ正月を締めくくる風習があったそうです。
近年は、主に関西地方で行なわれていた、節分の夜に吉方に向かって太巻きを食べる〈恵方巻(えほうまき)〉が全国的に行われるようになってきましたが、齢を重ねた身には、夜中に太巻き一本はきつくなりました。
今回の特集は、日本料理特集「野﨑洋光 一汁三菜の弐」とシェフの知恵は「鶏始乳/馬鈴薯(じゃがいも)」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹