大暑_令和5年7月23日から令和5年8月7日まで
三尺寝
大暑_暑さ厳しき季節こそ、乗り切るために食事が大切になります。
江戸の時代の職人や大工は、暑い夏の日には休憩で短い睡眠・昼寝をとったそうです。
仕事場の狭い三尺(90cm)ほどのスペースでゴロ寝をしたのが謂れとされていますが、陽の影が三尺ほど動く間の1時間ほどの仮眠という説もあるそうです。
暑い夏を乗り切る庶民の知恵といえます_単に眠いだけ?
芭蕉にこの三尺寝を詠んだらしい句があります。
——ひやひやと壁をふまえて昼寝哉
仕事の合間に、冷たい壁を背にあてながらひと寝入りする職人の姿が浮かんできます。
さすがに芭蕉、こちらにも眠気が漂ってきます。
今回の特集はトウモロコシ料理特集「夏はとうもろこし」とシェフの知恵は「桐始花結 冬瓜編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹