1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 閉塞冬成 ローズマリー編

  10. 鱖魚群 青梗菜編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

立夏

立夏_令和3年5月5日から5月20日まで

内で喰う

五月一日は八十八夜でした_そして暦は夏となりました。
ご存知のように立春から数えて八十八日目が〝八十八夜〟ですが、この日は農作にとって大切な日です。
八十八は88歳の祝いの〝米寿〟と同じく、日本の農作物の基〝米〟という字を崩すと八十八となることから尊ばれる数字です。
この日を目安として、種籾を播いたり茶摘みなどの農作業が今でも行なわれます。

立夏の本日は「端午の節句」でもあります。
端午には節供として〝柏餅〟〝粽(ちまき)〟が用意されますが、主に〝粽〟は関西で〝柏餅〟は関東で好まれました。

〝粽〟の歴史は古く、平安時代から宮中の端午の儀式に使われていて『和名類聚抄/わめいるいじゅしょう』(1953年以前)という古文書にその作り方が記されているそうです。

一方、江戸っ子が好んだ〝柏餅〟は、ほとんどが自家製だったそうで、
「かしわもちあまくこしらへ内で喰う」
という川柳では、当時貴重であった砂糖を近所に配る分にはケチり、自分家で食べるものは甘く作ったと歌っています。
見栄っ張りの江戸っ子にも、それほど砂糖は貴重であったということでしょうか。

今回の特集は、日本料理特集野﨑洋光料理長の「鶏四題と、シェフの知恵「包丁の選びかた扱いかたについて」「鶏肉/かしわ」です

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹