春分_令和2年3月20日から4月3日まで
春分_西行忌
今年令和2年は、全国的に桜の開花が例年に比べて早いそうです。
桜(花)を詠った歌は多くありますが、西行法師の
「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの もち月のころ」
は、誰もが知るところのものでしょう。
花を愛し、月を愛でた西行法師の歌は、平易で飾り気が無く素朴ですが、季節や恋の歌に心に滲みる作品が多くあります。
ジャンルにこだわらず、簡素に表現され、それが完成されている作品は、時代を超えて人の心に残り続けるます。
しかし、それだけにそれを作り出すのは至難の技です。
そして、西行法師は、それを成し遂げた数少ないひとりであります。
西行が願いを込めた歌の通り、彼は桜が満開の旧暦二月十六日(新暦三月三十一日)に入寂したことも人の心に深く残ります。
イタリアのコロナウィルス感染者数と死亡者数が、中国に次いで2番目となってしまいました。(令和2年3月19日現在)
全土で外出禁止となっているイタリアの家庭では、マンマが料理の腕をふるっていることでしょう。
応援の意を込めて春分の特集は、イタリア特集_「イタリア料理マンマの味ⅰ/山本誠編」「イタリア料理マンマの味ⅱ/西沢健三編」「イタリア料理マンマの味ⅲ/濱崎泰輔編」の3本立です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹